カフェのようなデイサービスで、今日は脳トレを行い営業中
これはInstagramで投稿する決まり文句。カフェのような~から始まる文句です。
カフェのようなデイサービス
ソラーレでは雰囲気を大切に環境整備しています。
お庭とかカウンターとか。
こんな感じで雰囲気をカフェのようにすることにより、日常や暮らしから少し離れて心身のリフレッシュを図ってもらいます。
午後から脳トレの時間
午後から脳トレを行います。
ホワイトボードを使って、
- 少し難しい?
- トンチの効いた?
- ひらめきが必要な?
普段と違った脳の使い方をしてもらう時間をもっています。
これは、実際のところいろんな疾患がもつ利用者さんがいるなかで、出来る人と出来ない人に分かれてしまいますが、出来る人は自尊心をくすぐられ、出来ない人は出来た時の達成感を感じてもらう。
心の動きにアプローチするという意味でも、なかなか効果のあるレクリエーションになっています。
始まりは2020年のコロナでの3密回避のためのレクレーションでしたが、あれから4年の月日を毎日脳トレプログラムを実施してきて、ある程度のノウハウも積み上げられてきました。
そんな脳トレのプログラムの一部をご紹介します。
「ん」のつく言葉を探せ
3文字
まずはペースをつかむために3文字から始めます。利用者さん順番に答えてもらって全員に脳を動かしてもらいます。
4文字・5文字
2巡ぐらいして脳のアイドリングが終わったら、後は順番なく閃いた利用者さんに次々と出してもらいます。加えて文字数を増やしてペースアップしていきます。
答えがみつからなくて黙っている利用者さんには、こちらから指名して「出てきましたか?」と問いかけたりして、脳の動きを促します。考え事が負荷をかける事なので、答えが出て来なくてもかまいません。考えるのを諦めないように声掛けして緊張感をもってもらうのが狙いです。
6文字・7文字
文字数が増えると難しいと思いますが、これが結構簡単に出てきます。文字数をどんどん増やして止まらないように調整していきます。
2文字
時間を見ながらラスト5分ぐらいで脳の切り替えをしてもらいます。今までは3文字~8文字ぐらいまでの大きな範囲で考えられたのが、2文字のみに制限して出してもらいます。
文字数が少なければ簡単だと勘違いしてしまいますが、この思い込みもギャップで楽しさが出てきます。どんどん出してもらっておしまい。
総括
「ん」のつく言葉でも、文字数制限を設けて、それを変化させていくことで、緩急がつき飽きがこず、脳を30分ぐらい動かしてもらう。普段と違った脳の使い方をしてもらう。それが脳の活性化になってくる脳トレでした。